堂崎教会

歴史にも重要な海辺に佇む教会

江戸時代から続いたキリシタン禁教令が、1873（明治6）年に解禁され、五島に初めて建てられた天主堂であることから五島におけるキリシタン復活後の拠点として重要な役割を持っていた。現在の赤レンガのゴシック様式に改築されたのは、1908年（明治41）。五島で初めての洋風建造物として長崎県指定有形文化財にも指定されている。

堂内はキリシタンの資料館として活用

長崎で殉教した二十六聖人の一人である、ヨハネ五島を記念して建てられた教会でもあり、現在ではキリスト教弾圧時からの様子を展示したキリシタン資料館である。弾圧されていた時に信仰の対象にしていたマリア観音や宗教画、ロザリオなど貴重な資料の数々を見ることができる。