数々の教会を巡る…
建築様式を見るだけでも楽しい教会巡り。そのなかでキリシタンの歴史が学べたり、美しいステンドグラスを見られたりと魅力もいっぱい。
江戸時代末期に、大村潘から信仰の新天地を求めて約3000人ものキリシタンが五島の島に渡ってきた。厳しいキリシタン弾圧の中でも信仰の心は絶やさず、1873(明治6)年、禁教が解かれたことで信徒は、信仰の自由を得た喜びを教会建築という形で表現。今でも五島列島には、50の教会が残り、福江島にも現在13の教会が現存。信仰の心を受け継いでいる。
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堂崎教会
五島におけるキリシタン復活後の宣教の拠点であった、歴史的に重要な教会。赤レンガのゴシック様式が特徴で、五島で初めての洋風建造物として長崎県指定有形文化財に指定されている。堂内には、キリシタン弾圧時代からのことが分かるキリシタンの資料を展示している。
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水ノ浦教会
名工と呼ばれた鉄川与助の設計施工で、白亜で優美な木造教会の名作といわれる。内部のコウモリ天井と、ステンドグラスなど見どころも多い。五島崩れの迫害が厳しかったところの一つであり、教会の裏には、日本ニ十六聖人の一人である聖ヨハネ五島の像もある。
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貝津教会
屋根の上にある尖塔がシンボリックな教会。ステンドグラスの美しさは五島の教会随一と言われ、夕方西日が差し込む時間になると、カラフルなステンドグラスの色が堂内を反射し、なんともファンタジックな雰囲気になる。
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井持浦教会
日本で初めてのルルドがある教会。ルルドを模した洞窟内には、フランスから取り寄せたマリア像があり、霊水も本場の奇跡の泉から取り寄せている。全国から多くの巡礼者が訪れ、毎年5月に行われるルルド祭には、島の多くの信徒が集まる。
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福江教会
福江の市街地に位置する教会で、福江島では最大規模を誇る。福江大火を奇跡的に免れ、復興のシンボルとして被災者を勇気づけた。五島市の行政・経済の中心地に位置し、現在は市内の教会への中心的役割を担っている。
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