歴史遺産の宝庫
国防の最前線として、歴史上でも重要だった対馬には、歴史遺産や民俗資料が数多く残っている。観光スポットにも事欠かない。
福岡から約138㎞なのに対し、韓国までは約50㎞。古代から大陸との中継点として歴史の舞台に登場してきた対馬。国防の最前線でもあり、明治以降は多数の砲台が築かれて、その遺構の多くが現存している。さらに、神秘的な雰囲気に包まれた古社や対馬藩主だった宗家ゆかりのスポットなど、歴史のロマンに触れられるスポットが数多いことも対馬の魅力だ。
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豊砲台跡
廃艦となった軍艦の主砲を備え付けたもので、当時は世界最大の40.6㎝カノン砲2門を備えたが、実戦に使われることがないまま終戦。砲座・砲具庫・巻揚機室なども残っており、世界最大の巨砲と呼ばれた往時の面影をしのぶことができる。
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姫神山砲台跡
日露戦争の年に6門の28㎝榴弾砲が備え付けられた。当時の対馬要塞でも最大級の規模で、対馬海峡を望む山上に赤レンガと砂岩で造られた砲台跡は、「天空の要塞」とも称される。100年の時を経ているとは思えないほど保存状態がよい。
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和多都美神社
古くから竜宮伝説が残され、歴史を誇る神社。本殿の正面に並ぶ5つの鳥居のうち、2つは海中にそびえている。満潮時には、まさに竜宮城の入り口を思わせるような神秘的に雰囲気に包まる。
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万松院
対馬藩主・宗家の菩提寺で、132段の石段を上がると、宗家一族の墓所がある。巨大な墓が荘厳な雰囲気のなかに並ぶ荘厳な墓所は、金沢市の前田藩墓地、萩市の毛利藩墓地とともに日本三大墓地のひとつに数えられている。
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