島旅の魅力
豊砲台跡

豊砲台跡

(トヨホウダイアト)
対馬
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「世界最大の砲台」の面影にふれる

明治から第二次世界大戦時まで、対馬は国防の最前線として重視され、島内に30を超える砲台が築かれた。この豊砲台跡は1934(昭和9)年に完成。廃艦となった軍艦の主砲を備え付けたもので、当時は世界最大の40.6㎝カノン砲2門を備えたが、実戦に使われることがないまま終戦を迎えた。

砲座や砲具庫などの内部構造も観察可能

スイッチを押すと照明が30分間点灯し、砲座・砲具庫・巻揚機室などの内部構造を観察できる。地下室は鉄筋コンクリート造。天井や壁は厚さ2m超、砲塔部は3m超の擁壁で保護されている。世界最大の巨砲と呼ばれた往時の面影をしのぶことができる。戦時中の対馬要塞の威力は世界に知られており、第二次大戦時に日本海側の都市への艦砲射撃による被害がなかったのは、対馬要塞の抑止力が大きかったためだ。

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