「天空の要塞」と呼ばれる対馬最大級の要塞
姫神山砲台は、日露戦争直前の1901(昭和34)年11月に竣工し、日露戦争の年には6門の28㎝榴弾砲が備え付けられた。当時の対馬要塞でも最大級の規模で、対馬海峡を望む山上に赤レンガと砂岩で造られた砲台跡は、「天空の要塞」とも称される。周囲の自然と調和して、レトロな雰囲気で趣のある空間を醸し出す。
保存状態がきわめて良好で、人気のスポットに
砲台は28㎝砲が6門。第1砲座から第3砲座まで、各砲座に2門ずつ配された。100年以上の時を経ているとは思えないほど保存状態がよく、地元観光協会の整備事業により、砲台を覆っていた樹木の伐採や清掃が行われた。砲座をはじめ、観測所や井戸などの遺構も観察ができるので、観光スポットとしても人気となっている。車でのアクセスがやや困難なので、緒方地区から自然を満喫しながら歩いて向かうのがオススメ。
姫神山砲台跡の基本情報
住所 | 長崎県対馬市美津島町緒方 |
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電話番号 |
0920-52-1566(対馬観光物産協会) |
時間 |
自由 |
休日 | なし |
駐車場 | 5台(無料) |
アクセス | 厳原港から車で約34分 |